自宅がゴミであふれかえっていて、近所からの苦情もあるし、何とかしなきゃとは思っていても、どうしたらいいかわからないという方がいるのではないでしょうか?
また、部屋が汚部屋状態で友達を招くことができないと思っている方もいませんか?
「ゴミ出しの日が分からない。」
「どこから手を付けたら良いのか分からない。」
「片付けようと思っても、挫折してしまう。」
このような方たちは、思い描いたように掃除を進めることができず、なかなかゴミ屋敷から脱却するのは難しいですよね。
今回はゴミ屋敷の掃除手順について解説していきます。
手順やルールに沿った掃除を進めることで掃除の脱線・妥協リスクを減らし、ゴミ屋敷や汚部屋も元の姿に戻すことができるでしょう。
ここではゴミ屋敷や汚部屋の掃除手順について解説していきます。
効率の良い掃除を進めるためにも、事前に必要な掃除道具をそろえて行きましょう。
以下の道具があれば、掃除で困らないでしょう。
まずは玄関から掃除をはじめましょう。
玄関周辺のゴミを片付けすことで、部屋ごとの掃除で搬出される大型ゴミなどをスムーズに出せるようになります。
これは、ゴミ屋敷片付け業者もはじめに行う、鉄則の掃除手順です。
掃除に失敗してしまう方のほとんどは、ものを他の部屋に移動させたり、キッチン・ダイニング・寝室など少しずつ場所を変えて掃除をしてしまう傾向にあります。
ものを一か所に集めても、後でまた移動させる必要が出てくるため時間と労力のロスになってしまいます。
また各部屋少しずつ片付けていると、片付いたような実感も得られにくく挫折要因になってしまうこともあります。
まずは物の少ない部屋から着手するようにしてみましょう。
部屋の奥からゴミを片付けていくと、入口部分をふさいでしまって出られなくなってしまうこともあります。
安全を確保するためにも、部屋の出入り口から掃除を進めていきましょう。
この時に、目に見える範囲から適当に片付けるのではなく、足元から取り掛かります。
足場の確保にもなりますから、安全・効率を考える上で足元からの掃除は鉄則です。
さらに、いくつかの分別用段ボールを常に足元においた状態で掃除を進め、移動の手間を省いていきましょう。
ペットボトル・缶・雑誌・紙くずなど、比較的量が多く小さなものから処分していくとなかなか終わりが見えません。
家電・家具など大きなものから処分することで、確実にものが減っていく実感が得られるとともに、分別用段ボールなどを置くスペースができるため作業効率も上がります。
また、家電・家具などは、出来れば外にスペースを確保し、不用品回収にすぐに回せるようにしておきましょう。
家電・家具を他の部屋に一時的に移動させてしまう方もいますが、掃除の度に移動が必要になりますし、捨てるという決断にも迷いが出るかもしれません。
もし大きなサイズのものを運搬できないほどであれば、まずは周りの小さなものから片付け、運搬できるようになった時点で、大きな不用品から残りの小さなゴミ・不用品を片付ける方法が理想的です。
燃えるゴミやプラスチックゴミ、粗大ゴミ、リサイクルゴミなど、分類分けされているゴミであれば処分にあまり迷うことはありません。
ただ、想い出の品・アルバム・子供の小さい頃の洋服など、愛着があって捨てきれないものもあるかもしれません。
そういった時には過去1年以内に実際に使ったかを考えてみましょう。
使用頻度が低いものは思い切って捨ててしまうのも、ゴミ屋敷脱却への一歩です。
基本的には、生きるために必要なもの以外は、徹底的に処分する意気込みでゴミ処分を進めていきましょう。
まだ使える家電・ゲーム類・自転車・書籍類などは、リサイクル品として売却することもできます。
しかし、個人では売却できるものか見分けがつかなかったり、仕分けやリサイクルショップとのやり取りが面倒と思う方もいるかもしれません。
そんな時には、ゴミ屋敷片付け業者への依頼を検討してみるのも良いでしょう。
資産価値のあるものは売却までしてくれるため、片付けに掛かった費用から不用品買い取りで得たお金を差し引いてくれる業者もあるので、一度業者の人に確認を取ってみましょう。
エアコン、テレビ、洗濯機、衣類乾燥機、冷蔵庫などは、自治体では処分できず、回収業者に引き取ってもらう必要があります。
処分できないものは自治体ごとに違うため、自治体のホームページを事前に確認しておきましょう。
また、どんなゴミにも適切な処分方法があります。
例えば、スプレー缶の中身は空の状態で処分します。
もしスプレー缶の中身があるままゴミとして出してしまうと、ゴミ回収トラックが故障して使用できなってしまうかもしれません。
処分方法が分からないものは、事前に調べて適切な方法で分類するようにしたいですね。
ゴミ屋敷や汚部屋の清掃・掃除では、目に見えてゴミ・ものが減っているといかに実感できるか、効率良く進められるかがコツになります。
多くの場合、居住者1人だけではなく、家族・友人の力を借りながらの作業になりますが、「周りには知られなくない」「自治体の回収日に合わせた清掃・掃除は難しい」と感じられる方もいるかもしれません。
そんな時には、片付けのプロに力を借りることもぜひ検討してみてください。
休日などご都合の良い日にゴミ屋敷の片付けができるので、お仕事で忙しい方でも着実に作業を進めることができます。
不用品回収できない品なども一括管理してくれるので、手間がないというのも業者に依頼する魅力といえます。
今回ご紹介した掃除の手順を参考にして、ゴミ屋敷からの脱却を目指してみてくださいね。